国境

国境 (講談社文庫)

極道と限りなく極道に近しい民間人が、共通の目標を持って観光客を装いながら北朝鮮に潜入する所から物語が始まる。
北朝鮮の現状や、そこに至る背景、文化に至るまで取っつきやすく表現されており、巻末の参考文献の冊数がその取材の痕跡を伺う事が出来る。

文庫の分厚さに反比例してスピード感のあって読みやすかった。